令和3年度より2年間、研究テーマに基づき研究実践を積み重ねてきました。
国府小学校は、授業での学びを実生活に活かし、次への学びを生み出そうとする「たくましくやりぬく子」の育成を目指しました。2年間の研究の柱の1つとして、お金や働く人など広い視野で金銭教育を捉え、様々な視点から学びを深めてきました。また、全学年が金銭に関わる専門家を講師としてお招きして話を聞くことで、子ども達が普段の生活では気付かなかったことにも目を向け、視野を広げることができました。金銭教育協議会当日は全校を代表して3クラスの金銭教育授業を公開し、県内の教員や教育委員会の方等に参加していただきました。
また、金融教育専門家で生活経済ジャーナリストのいちのせかつみ氏をお招きし、「し・ご・とってナニ お・か・ねってナニ」と題した内容の講演会を実施し、児童5・6年生を対象に働く意義やお金の価値について、笑いを交えながらわかりやすくお話いただきました。
1年生 国語:ことばって、おもしろいな「ものの名まえ」
「お店屋さんごっこ」の言語活動を通して、身近で働いているお店の人は、様々な工夫や努力をしていることに気づくことができ、物とお金は交換されることで売り買いが成立することを実感できる授業でした。
5年生 総合:国府小ブランドのお米を作ろう
学校田で育てたお米について、産地(国府)の特徴(気候や水質)や、作り手の特徴(人、作業、心)等を説明する表現方法を学び、商品の付加価値を宣伝する「売り手」の気持ちを味わうことができる授業でした。
6年生: 算数:割合の新しい表し方を調べよう「比」
ハンバーグの豚と牛のひき肉の割合から予算や見積書を作成する活動を通して、全体の比に着目して、全体の量から分けた量を求める計算に必要な「比」を学び、また日常での商品選びに興味をもって買い物をしてみたいという実践意欲を育てる授業でした。
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